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日本の大地で培われて来た日本人の感性を原点とするデザイン創造集団


by j-sense
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「300年住宅」とは

(300年住宅の創設者、福永博建築研究所のホームページから)
http://www.fari.co.jp/300nen.html

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「300年住宅」とは300年の使用に耐え、住宅としての機能を保全できるマンションを意味します。
世界には300年、500年の時を刻み保全されてきた街や建築は数多く存在します。
300年住宅は、建物そのものを価値あるものとすることを提案しています。
ヨーロッパの人々は歴史のある美しい街に住んでいます。
土地と建物の価値を切り離さず一体化したものと考えています。
そして国が力強く富を得たときに、街はつくられています。

考え方は3つに分けることができ、リンゴに例えると「皮」「種」「実」となります。

「皮」は社会的な現象です。
マンションのスラム化や環境問題は今からの問題ですが、バブルの崩壊は過去のものとされつつあります。
しかし、バブルの本当の原因と問題点は報告されていません。

「種」は食べることはできませんが子孫を残す重要な役割を担っています。
300年住宅ではそれは建築の使命にあたり、「人々の生命と財産を守る」こととしています。
具体的には4つの理念で構成されており、
(1)社会の発展の中で建築を正しく捉える
(2)伝統・文化を正しく評価し継承する
(3)住む人・使う人の立場に立って考える
(4)経済原則を踏まえ豊かで平和な世界を築く
としています。
この考え方から、300年住宅が導き出されました。
デザイン重視ではなく、社会の中の建築づくりを目指しています。

「実」は長期に耐久できる建物をつくる仕組みです。
建築の歴史的事実から推測し、300年間という時間の保全も不可能なものではないと考えています。
しかしながら、メンテナンスフリーで300年間の時間に耐え得る住宅は存在しません。
建築は寿命の異なる材料・部材の集合体であり、何も処置を施さないと最も寿命の短い材料・部材から老朽化が進みます。
その部分の機能が損なわれると、たとえ建築としての空問は残っても、住宅としての機能は消滅します。
建築は今まで“技術”のみを追求してきました。
しかしながら“技術”だけでは、300年の時間にわたって建物を保全することはできません。従って今回新しく“マネジメント”の概念を導入し、“技術開発”と“マネジメント”2つの軸により300年の時間に対応できる体系を提案します。
“技術開発”とは、300年の時間に対して建物を保全するための具体的な目標を設定し、その方法論を組み立てることです。
“マネジメント”とは変化するものと変化しないものを予測し、建物と資産を保全するための仕組みを構築することです。

「300年住宅」はこの2つの軸のもとに、今までのマンションの在り方に対して5つの変更点を加えることにより、300年問の耐久性と資産としての価値を保全しようとするものです。

300年の時間に対応するものは、住宅としての機能と資産価値の双方を含みます。
従って「300年住宅」とは狭義においては商品のことを意味し、広義においては資産価値までも含むことになります。
「300年住宅」とは、このような集合住宅を実現するためのプログラムを述べているものであり、5つの変更点とはその具体的回答です。

【5つの変更点】
<商品>
1.300年間メンテナンスフリーで保つフレーム
2.配管をプライベートから分離
3.住空間の自由性を保全
<方法>
4.組織
5.経済性
by j-sense | 2007-10-14 15:38 | □300年住宅