日本の大地で培われて来た日本人の感性を原点とするデザイン創造集団


by j-sense
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現代住宅の社会問題

(問題点の1)
スラム化が避けられない現在のマンション
現在、建物が古くなり、住宅としての機能を保全するために、何らかの大修理を
必要とするマンションが大量に存在します。築後20年を経過した民間分譲マンショ
ンだけでもその数は40万戸を超えました。しかしながら、住民合意がとれない、
高額な修理費の工面が難しいなどの理由により、大修理を実行することができないマンションが大半です。このまま放置すると、住宅としての機能を喪失しかねな
ません。そして、売ることも、貸すことも、修理することもできず、住民がマンショ
ンを放棄するようになると、スラム化が進行します。スラム化が始まるとマンションの資産価値は消滅します。

(問題点の2)
バブルの崩壊
不良債券化した不動産は120兆円ともいわれています。これらの不動産は、バブル時に融資が実行され高値で購入されたものがほとんどです。土地が高額なため、それを事業化することは不可能に近いと言えます。従って銀行は不良債権を処理することができず、不良債権は停滞したままとなります。さらに、バブル後は土地価格が急速に下落しています。含み資産の売却、年間の利益に応じた不良債権の償却などによる銀行の損切りは限界があり、このままの状態が続くと銀行の経営基盤を危うくしかねない状態です。つまり、高値で購入された土地は、事業化の目途が立たず凍結状態にあり、その量が莫大に存在するのです。この2つの問題、つまりマンションのスラム化と高値凍結の土地により、マンションの市場そのものが崩壊する可能性は否定できません。

(問題点の3)
環境問題
地球的テーマとなっている環境問題です。特に建築業界は熱帯材を利用したコンパネを大量に消費しています。コンパネを例として取り上げてみても大きな問題であり、その解決が急がれます。その他、省資源、リサイクルなど取り組むべき課題は多く残っています。建築業界もそろそろ、環境保全と経済の持続的な成長をどのようにバランスさせるかについて、具体的な提案を行わなければならないと思います。マンションのスラム化、バブルの崩壊、環境問題、この3つの課題が「300年住宅」を提案するに至った直接的な要因です。
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by j-sense | 2007-10-13 15:45 | □300年住宅